名古屋市立博物館で開催の陸前高田市立博物館新刊会館記特別展「未来への約束」に本学で修復した「間着黒縮緬地桜かけ轡模様貼り合わせ襦袢」が展示されます。
本学染織文化資源研究所では、2011年に被災した陸前高田市立博物館所蔵の染織文化財の修復を10年以上継続的に行っています。
陸前高田市立博物館は岩手県の南に位置する、東北地方第1号の公立登録博物館として、陸前高田市の自然・歴史・文化に関する資料を収蔵、展示する総合博物館です。
染織品は地元の漁師さんが着用していた作業着や、着物、軍服と併せて、地元に伝わる村歌舞伎の衣裳も含まれており、今では博物館でしか見ることのできない貴重な資料が多く含まれていました。全ての収蔵品が2011年の東日本大震災の大津波で被災してしまいましたが、昨年11月に再建された博物館が開館しました。
被災した資料の修復はコツコツと修復が続けられており、女子美では染織品(着物や幕類などの布製品)を担っており日々作業を続けています。本展時では、本学で修復を行った着物(襦袢)の展示を行っています。機会がありましたら是非足をお運びください。
展示期間 2023年2月22日~3月12日
展示場所 名古屋市立博物館 3回ギャラリー1
※休館日等詳細はHPをご覧ください。