二年に一度開催される「とちぎの秋まつり」には、江戸末期から明治時代に作られた江戸型山車が引き回され、最上部に山車人形が載ります。
万町三丁目自治会所蔵の明治26(1893)年製作の山車人形の衣裳は、2020年12月に本学での修復が完了し、お披露目として「とちぎ山車会館」に本年3月から展示されています。金糸が織り込まれた華やかな金襴地の衣裳は、120年の時を経て著しい劣化や損傷を受けていましたが、新たな絹地を当てて糸で綴じ付ける修理を行いました。
3月28日には、栃木市のオリンピック聖火リレーのゴール地点が山車会館前となったことから、3輌の山車がゴールのセレモニーを彩りました。
岡田宣世